看護師の復職や離職などなど

ママになってからの看護師免許取得

「看護師」という職業を持つ人は世の中に多い

ただ、看護師免許を取得した人は

あの実習

あの記録

あの試験

などなどをクリアして

資格を取得したのだから本当にすごい(自画自賛)


私はママになってから看護師を目指したので

寝る間もなく勉強し家事育児をおろそかにしながらも

なんとか資格を取得。


頑張れたのは

家族たちの支えがあったこともあるが

何よりも通っていた看護学校には

主婦がたくさんいたことが私を奮い立たせたのだ。


厳しい環境下の中、看護師を目指している人も多かった

シングルマザーや子育て真っ最中の人たちは

週末になると夜勤をしたり、学校が終わると職場へ戻ったりと

休む暇もなく、いや、休む暇があれば勉強に家事に育児にと、

とにかく動き回っている人ばかり。


頑張ることなんて当たり前

それよりも明日生きていくために

とにかく今を乗り越えていかなければという状態


「はやく、はやく資格を取って

すぐにでも働きたい」


私の周囲にはそんな人たちが多かった。

だから弱音もそれほど吐かずに

最後には国家試験にもビクビクすることなく

落ち着いてできた。


そして思ったことは

「看護師の資格を取るって並大抵じゃない!」

分かってはいたものの

やはり振り返れば辛いことは多かった。


たくさん努力して頑張って取得した資格

ここからが現代の問題

女性は結婚、妊娠、出産、子育て、介護……。

といろんな大イベントがあり

仕事の支障も大きい


看護師は特に離職率が高い職種でもある

働き口に悩むことがなく

安定や高収入と言われているが

夜はほとんど寝る暇もなく働き

責任は重く、自分が命の危険に侵されてしまうこともある。


ただ、素晴らしい部分もあって

口では言い表せないほどのやりがいや感動の瞬間も数知れず


そもそも看護師を目指す人は「助けたい」気持ちが

とても強い人だと思っている。


それなのに、結婚して、妊娠して、子育てしてなどの理由で

働くことができないことが本当にもったいないと感じる。

それにはいろいろな理由があるのだが(人間関係など)

働き盛りの年代やベテランの世代は子育てや介護などを理由に辞めてしまうのだ


資格を持ちながらも看護師として働いていない人のことを

潜在看護師という


潜在看護師は全国で71万人以上と言われまだまだ増え続けているのだ

看護師の慢性的な不足には難しい問題がある


環境の改善や潜在看護師の支援など、全国で拡大してはいるが

やはり大きな解決には至っていない


なにより、看護師として働くこと自体

つらくて大変、体力的にもきついということも

理由の一つにあるのだろう


私も大きな総合病院で働いているとき

「あと何年働けるのだろう」と

急に不安に陥ってしまったことがある。


「家に帰って座ったらおしまい」と

呪文のように頭の中で唱えながら

夕食づくりを頑張っていた


足はパンパンで自分の足なのか

分からないくらいジンジンするときや

腰が痛くて立ち上がることができなくなったこともあった


「この仕事、あと何十年も無理だ」

自分にやさしいので

すぐに方向転換をしたが


世の中は私のような人ばかりではない


だが、自分がいなくなった病院は何一つ変わることなく

人員を補充し、またいつもの風景に馴染んでいくだけだった。


仕事を辞めようかな?と考えたとき

自分の存在は大きくて

自分が辞めてしまうことで人に迷惑がかかるとか

病棟や外来が回っていかないとか

いろんなことを考えるが

それはその一瞬だけ


いないなら、いないなりに何とかなるもので

辞めた自分だけが心配したり、辞めた余韻に浸っているだけ。


辞めたものはすぐに忘れられるし

話にも出てこなくなる。


それは何度も経験済みなので

ハッキリと断言できる。

人の噂も75日とは良く言ったもので

噂なんてその場だけ

そして飽きられるし

当人がいなければ話にも出てこないばかりでなく

名前まで消し去られてしまう。

実際に75日も噂はしないだろう。


話はグダグダしてしまったが

今思ったことをつらつら述べてみた。










看護師ライター 中澤真弥

現役看護師として働きながら、ライターとして活動しています。(撮影も可) 得意分野は看護師としてのリアルな体験記事と復職支援です。 マイナビ看護師「ナースぷらす」の復職支援アドバイザーとしてコラムを連載中

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