新年度スタートに思うつれづれ

いよいよ新年度がスタート

桜は満開で薄色のピンクがあちこちにある

来週には散ってしまうのだろうか

どこへ出かけても桜のスポットは人だかりで満員だ


この時期になると思い出すのは

子どもの入学式

式という格式ばった儀式はとてつもなく苦手で

着慣れないスーツとセットした髪の毛に

いつも違和感を感じつつも

時間に追われてばかりだった


会場に着く前から

いや何日も前から緊張してしまうのは

子どものころから変わらない

誰が見ているわけでもなく

注目されるわけでもないのに

私はいつも人目を気にし続けている


そして決まったスケジュール

式とか人に会うとか仕事ととか

決まっている約束ごとを何日も前から頭の隅っこの方に

いつもあるので

いきなり違う予定や

ハプニングなんかあるとパニくってしまい

最後は怒りまで出現したりしている


「もっと楽に

何かコトが起こったら

その時に答えを出せばいい」

と、いつからそんな考えができるようになったのだろう

きっとたくさんの人に出会ってからだ


本当は人に会うのは億劫で正直めんどくさい

そして約束事はストレスになる

でも人に会うと、自分が今いる位置とか

今の状況とか、今の自分のやるべきこととか

今の自分に満足しているのかとか、家族のありがたさとか

そういったものがとても見えてくるので

昨年までは過密スケジュールの中

西へ東へどこでもどこまでもいろいろな人に会い

そして学びに出かけた


悩んで悩んで出たこととか

自分の起こしてきた行動や考えなどが

間違っていなかった

というより

結局のところ

人は悩みぬいた結果

自分に素直に

自然に生きることがすべてなのかな

と勝手に悟りだした


身近にいる人(夫)にはありのままの私でいることにし

素直に思ったことは口に出していった


例えば子育ても自然が一番だと思う

現代は○○子育て術とか○○子育て法とか

情報がいっぱいあるから

子育てを必死に頑張るママたちは

それにすがっていろいろなことを試したりしている


確かに、良いと思えばそれでいいのだが

成功した子育てママの話を全く同じように自分の子どもに当てはめて

無茶なことを強いる


自分がほかの人と違うように

子育ても子どもの数だけ違いがあっていいのだ

椅子に座っていられない

うちの子だけ小さい

食べない、まだ歩かない、喋りが遅い

などなど周囲にいる一部分の人たちと争うように競い

育児書やネットに当てはめては悩む


何歳になっても言葉が遅いとか

歩かないとか、そういったことは小児科や専門医などに診てもらう必要があるが

ほかの子どもと自分の子どもを比べ始めたらきりがないので

それはやめた方が自分のため


自然でいることの方がずっと楽

自分も子どもも周囲の人たちもきっと楽になる


新年度からそんなことふと考え更けてしまった





看護師ライター 中澤真弥

現役看護師として働きながら、ライターとして活動しています。(撮影も可) 得意分野は看護師としてのリアルな体験記事と復職支援です。 マイナビ看護師「ナースぷらす」の復職支援アドバイザーとしてコラムを連載中

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